ご挨拶

昭和32年 川内市(現 薩摩川内市)横馬場町に両親が高江医院を開設しました。

当時、医療保険、社会保障はあってもまだ、不十分で人々の意識も薄い時代でした。

病(やまい)が完治しても帰る家が劣悪であったり、満足に食事を摂れず再び医院に運び込まれてくる方々もいました。

 

「医療は命を救えても、生活は救えないのか。」

 

父のこの言葉が医療法人 杏政会 の歩む道を決定したのだと思います。

時代とともに杏政会は事業を拡大していきましたが、根底にあったのは

 

「人々の命と生活を支える」

 

強い思いでした。

どんなに時代が変わっても幸せに生きたいと願う人の思いは変わらない。

 

「決して歩みを止めてはいけない。」

 

その両親の言葉を杏政会への遺言だと思っています。

この地で移る季節を眺めながら

自然と静かな家が与えてくれる安らぎ

すぐ隣にいつも自分を気遣い、手を貸してくれる人々がいるぬくもり

安心して生活できる喜び

その環境を提供し支え続けるあじさい苑グループでありたい。

 

 

 

 

 

 

 

医療法人 杏政会   理事長
あじさい苑 グループ総責任者
介護老人保健施設 あじさい苑 施設長 高江 政子